2026年4月18日(土)・19日(日)の2日間、五島市中央公園市民体育館にてBRIDGE HOOPSによるバスケットボールクリニックが開催されました。五島市と新上五島町から93名の小学生・中学生・高校生が参加し、トップレベルの技術と考え方を直に学べる有意義な時間となりました。
Who is BRIDGE HOOPS?
永田萌絵選手/安間志織選手/林咲希選手/内尾聡菜選手
高校時代に国体で福岡県代表のチームメイトとして戦った現役トッププレーヤー、福岡県出身の林咲希選手(富士通レッドウェーブ/パリオリンピック日本代表)と沖縄県出身の安間志織選手(トヨタ自動車アンテロープス/2022ワールドカップ日本代表)による共同プロジェクト。二人がこれまでバスケットボールを通じて獲得してきた様々な学びと共に「挑戦の精神」と「スポーツ競技の楽しさ」を全国の子どもたちへ伝えていく。
特に今回は、技術や情報、選手同士による草の根の交流から生まれるバスケットボール文化の流れからも孤立しがちな島しょ部、本土とは近くて遠い五島列島での開催。
地理的制約が生み出す様々な格差が前提として存在する環境にあっても、懸命にバスケットボールを楽しむ心を忘れない子どもたちと共に汗を流し、子どもたち自ら未来へ向けて果敢にアクションする行動力や夢を具体化する思考力を養うきっかけになりたいという活動主旨を掲げるBRIDGE HOOPSの想いに我々も賛同し、その一助になればこそと五島へのクリニック誘致となりました。
ゲストに福岡県出身の内尾聡菜選手(富士通レッドウェーブ)と長崎県佐世保市出身の永田萌絵選手(トヨタ自動車アンテロープス)を迎え、Wリーグで活躍する4名の九州所縁の選手が、日々の練習や試合で培ってきた視点を交えながら子どもたち一人ひとりに声をかけました。
「とにかくバスケを楽しもう!」

- 初日は小学生40名が参加。ボールの扱い方やパスの出し方、シュートへの入り方など、プレーの土台となる動作を確認しながら、選手たちはその場で具体的な声をかけていきました。ドリブル練習では、ただボールを運ぶだけでなく、視線を上げて味方や相手の位置を把握すること、思い切って強くボールをつくことなど、試合中の判断につながるポイントが繰り返し伝えられました。
安間選手は、失敗を恐れずに挑戦すること、そして何よりバスケットボールを楽しむ気持ちを大切にしてほしいと参加者に語りかけました。永田選手からも、練習の場だからこそ小さくまとまらず、思い切ってプレーしてほしいというメッセージが送られました。
練習の合間には、選手たちがパスやシュートなどのプレーを披露する場面もあり、そのスピードや技術に歓声が上がりました。クリニックの最後にはチームに分かれて試合も行われ、シュートが決まるたびに参加者同士でハイタッチを交わすなど、コート全体に一体感が生まれていました。
「プレーできることに感謝を」
2日目は、中高生53名を対象に、試合での判断や相手との駆け引きを意識したメニューが組まれました。
基礎を磨く練習に加え、パス連携やチーム対戦を通じて、実際の試合に近い状況の中で判断力や技術を身に付けていきます。選手たちは、相手ディフェンスの動きに応じたボールの守り方や身体の使い方など、試合で活きる具体的なポイントを伝え、参加者たちはアドバイスを受けながら積極的にプレーに取り組みました。
ランチタイムには4班に分かれて選手と食事を共にする束の間のひととき。最初は緊張した面持ちながらそこは女子バスケットボーラー同士、すぐに打ち解け笑顔で会話に花を咲かせます。
試合形式のミニゲームでは一流選手と同じコートに立ち、直接言葉を交わしながら共にプレーしました。その距離の近さは、子どもたちにとって大きな刺激となったに違いありません。
最後に質疑応答の時間が設けられ、選手たちは様々な質問の一つ一つを丁寧に受け止め、笑顔を交えつつ真剣に回答を返します。日々の練習に向かう姿勢、試合での判断、壁に直面したときの乗り越え方。日本のトップレベルで戦う選手たちの言葉は、技術指導とはまた違った重みをもって、参加者に届いていたようです。
林選手は、上手くいかない時は走ること、リバウンドを取ること、声を出すこと、自分を盛り上げてみんなにいい影響を与えられるよう意識しようと呼びかけました。内尾選手は大事な試合に臨む時の気持ちの作り方について問われると、考えすぎると色んな事を同時にしなくちゃいけなくなって一つに絞れないから、これだけは頑張るという事を決めて入りますと、体験から獲得した貴重な気付きを明かしてくれました。
- 世界で活躍するトップ選手から直接指導を受けられる機会は、技術面だけでなく、競技を続ける意欲や視野を広げるうえでも大きな意味を持ちます。今回のクリニックは単なる技術指導にとどまらず、参加者がこれからどのように競技と向き合っていくのかを考える場にもなりました。

今回のクリニックで子どもたちが受け取ったのは、スキルだけではありません。失敗を恐れずに挑戦する姿勢、競技を楽しみ続ける気持ち、そして自分の可能性を信じて成長への一歩を踏み出すためのマインドセットです。当財団は、地域や環境にかかわらず、子どもたちが未来へ向かうきっかけと出会える機会を、今後も支援してまいります。
- 公益財団法人 松園尚己記念財団
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- BRIDGE HOOPS クリニック@五島

