「第69回 郡市対抗県下一周駅伝大会」小学生区間レポート

 去る2020年2月14~16日に第69回 郡市対抗県下一周駅伝大会が開催され、出場全11チームが3日間に亘り火花を散らす激走の末に、大村・東彼チームの2大会連続優勝(21:33:36)でその幕を閉じました。当財団も特別協賛として名を連ねるこの大会には、3日目の12・13区(トランスコスモススタジアム長崎)が小学生区間に設定されており、両区間の総合優勝チームへ松園尚己記念財団賞が贈られます。
 昨年に続いて同区間のスターターを務められたのは、当財団奨学生OBでアトランタとシドニー両オリンピックに出場された田端健児氏。号砲一発、やや緊張しながらも気合の入った面持ちの小学生女子ランナーたちが、より良い位置で第1コーナーへ進入しようと鎬を削り合います。男女合計で3km、各地区の応援団が見守るスタジアムのトラック約7.5週を駆け抜けるレースは混戦模様を呈し、伸びた集団の先頭が中継地点まで残り200m付近へ差し掛かろうとしたところで、一気に抜け出すことに成功したのが西海・西彼チームの小山夏子さんでした。スパートで後続を大きく引き離して襷を繋ぎます。
 トップで襷を受け取った同チームの木戸海秀君はリードを守りながらレースを進めるも、終盤へ差し掛かったところで後続に捕まり首位を譲りますが渾身の力走で抜き返し、そのまま追撃を振り切って見事一着でゴールテープを切りました。

優勝した西海・西彼チーム選手の声

12区走者 小山夏子さん(西海小)
「毎日お父さんやお兄さんと一緒にジョグを頑張ってきました。ラストスパートが成功してよかった。優勝できて嬉しいです」
13区走者 木戸海秀くん(長与南小)
「とても嬉しい。毎日坂ダッシュや20分ジョグをして、たまにお父さんが一緒に走ってくれました。世界で活躍できるような選手になりたい」

田端健児氏からメッセージ
アトランタ五輪 1600mリレー / シドニー五輪 個人400m・1600mリレー代表

 子供たちには4年後、8年後のオリンピックを目標に頑張って欲しいという気持ちを込めてスターターを務めました。
 一口にオリンピックと言っても、特に小学生にはまだはっきりとしたイメージは出来ないと思うんですけど、漠然とでも東京2020を見てもらって。その過程において県下一周駅伝で走ったことはかなり影響すると思うので、こういう経験をたくさん積んで欲しいですね。

*田端氏は東京2020オリンピックの聖火ランナーに選ばれていますが、担当される時期や地域は大会開催の延期に合わせて調整し後日発表となる見通し(2020/3/25 JOC発表)。

  • 1日目第1区を疾走する林田君 © 2020 長崎新聞社
 ジュニアアスリート強化事業の支援選手(2017-2019)でこの春に瓊浦高校を卒業し、MHPSマラソン部へ進み飛躍を目指す林田洋翔君(瓊浦高3年)は、初日1区と3日目6区で他の追随を許さない走りを見せ、高校生活最後のレースを有終の美で飾りました。
「1日目の1区は自分から希望しました。チームにいい流れを作るのが自分の仕事だと思って。3日目の6区とで区間記録を狙っていましたが更新できなかったのは残念ですが、区間賞を2つ取れたのは良かったです」
 来年で遂に開催70回を迎える本大会は長きに亘り数々の名選手が駆け抜けて行きました。これからも次代のトップランナーを目指す若者達を迎え、より大きな世界へ送り出し続けるでしょう。

Other info

ページの先頭へ戻る