「めざせオリンピック」長崎のしまから世界へ 2018

  • 森岡選手と丸尾選手

 去る12/8~9に長崎陸上競技協会が主催する選抜合同練習会『「めざせオリンピック」~長崎のしまから世界へ~』が開催されました。

 この事業は、日本一を数える長崎の島々で日々トレーニングを積む子供達を中心に、専門家による濃密なコーチングによってその地理的なハンディを克服するきっかけを作り、ひいては長崎県全体の陸上競技レベルを向上させることを目的としています。
 当財団も子供たちが未来を開いていく力を育くんでいく応援になればと、微力ながら2010年(当時は「しま事業」)より継続してサポートを続けています。

  • スタートからスムーズに加速していく感覚を掴む
 2018年は主に「走る」ことをフィーチャーしたプログラムで、長崎陸協強化部と長崎アスリートクラブの講師の皆さんが子供たちの笑顔から力を引き出そうと尽力されていました。楽しくトレーニングしながら獲得した「気付き」を、仲間同士互いに頭を付き合わせ初めてアスリートノートに記録していく、気持ち良く体を動かしながら試行錯誤の結果を記録していくことで、ロジカルに思考する人間を育んでいこうとする教育の現場がありました。

 また、例年同様にトップアスリートを講師に迎えた競歩クリニックも大盛況でした。スタジアムのトラックには3大会連続でオリンピックに出場した森岡紘一朗選手(富士通陸上部)と、こちらも2大会出場のオリンピアンで日本競歩のパイオニアでもある今村文男コーチ(富士通陸上部日本陸連男女競歩オリンピック強化コーチ)に加え、ゲストに2017世界選手権50km競歩で5位・2018世界競歩チーム選手権50kmで団体金メダルの丸尾知司選手(愛知製鋼陸上部)が登場。
 諫早は森岡選手の地元ということもあり、憧れの選手を生で見ようと集まったギャラリーや取材陣が見守る中、およそ180名の指導にあたりました。

  • 丸尾選手は4位、森岡選手は9位でフィニッシュ

 森岡選手と丸尾選手は12/9の長崎陸協競歩大会10000mレースに招待選手として出場。全国からエントリーした100人を超えるアスリートが競い合い、順天堂大で森岡選手の後輩にあたる住所大翔選手が優勝しています。

  • 練習会終了後コーチ陣は自然と勉強会に
 2日目にはラグビー日本代表のコーチを務められた里大輔氏(SATO SPEED)を講師に迎えたクリニックが開かれ、走る時の実践的な体の動かし方を学びました。走る時に自分の体は力学的にどう動いて、重力とどのような関係なのか?仕組みを理解していく過程で子供たちの表情が輝いていったのが印象的でした。
 その一方で、スポーツの世界全体で指導者の育成が大きく叫ばれる昨今、子供達のためにプロの指導者から少しでも多くを吸収しようと、コーチの皆さんも真剣にレクチャーに聞き入っていました。

 これからも松園尚己記念財団は未来を担う子供達への支援を続けてまいります。ご意見やご質問がございましたら問い合わせフォームよりご連絡ください。



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