
入学以来4番を任されてきた平湯は
「昨春はほとんど仕事をしてない」とチームが2部に落ちた責任は自分にあるとしている。2年生春のシーズンは序盤から調子を崩して出場機会も安定せず、満足のいく結果を残せなかった。
シーズンの最後に1部最下位のチームと2部を優勝したチームとが戦い、勝ち超したチームが1部残留または昇格という入替戦に臨んだ対立正大の第3戦。2-5のスコアで迎えた8回表に平湯は同点に追いつく3点本塁打を放つも、9回表に1点をリードしたその裏で逆転を許してしまいサヨナラ負けを喫し、2014年以来の2部降格が決まった。
平湯はチームに勢いを与える同点ホームランを打ったことよりも、その前の3打席で
「4番らしくない、情けないバッティングをしてまった。入替戦でも良いところでホームランは打てたけど、試合に負けて、2部に降格してしまった」と悔しさを顕にする。そして何よりも
「そもそも、リーグ戦で僕がしっかりしていれば入替戦に回ることもなかったはずです」と、誰が予想したであろうリーグ戦全敗から降格という悪夢に終わった昨春の結果を、4番の仕事を果たせなかった自分のせいだと、今も自らを責め続けている。
そんな屈辱を払拭すべく断固たる決意で臨んだその年の秋季シーズンでは、出場した14試合で28度も出塁する。出塁率.444は堂々のリーグ1位だった。