
- 諫早は女子総合2位の大健闘
8年連続で参加している森林さんは、出身地の西彼・西海代表ではなく、在籍高校のある諫早チームのメンバーとして最終18区間を任されての出場。快調な飛び出しでいきなり先頭に出ると、そのままスピードを上げてゴール地点である長崎新聞社前に貼られたテープをトップで切り、2位に34秒差をつける16分16秒(5キロ)の快走で自身6度目の区間賞に輝きました。
「区間賞より区間新を狙っていたので」と悔しさを滲ませながらも、「1週間ほど前に体調を崩していたのですが、その中では今持っている力を出し切れました」と少しだけ満足そうな表情を見せてくれました。昨年は同区間で区間新記録を樹立しただけに、高校生活最後の県下一周駅伝で、さらに成長した姿を見せたいとの思いを強く持たれていたようです。
この日は氷雨。あいにくの天候で路面のコンディションには恵まれませんでしたが「雨風は厳しくても沿道からの応援がすごくて、本当に幸せです」声援から力を得たと語る姿はレース中の厳しい容貌から一転して、とても朗らかなものでした。小学5年生の時分から出場を続けている県下一周駅伝は、「小学生からずっと走らせていただいて、今年で8年目になります。思い入れが深いこの大会も、今年で最後かもしれないので、感謝の走りを見せたいと思いながら走り続けました」とランナーである現在の自分を育んでくれた長崎と県民の皆さんへの感謝の気持ちを自身の走りで表したとの言。

- スタート前の雰囲気からは戦う意思が感じられました
「ワクワクの方が大きいのですが、これからは走ることが仕事になっていくので覚悟を決めてやっていきます。走ることに集中できる環境だと思うので、日の丸を着けるという松元先生との約束を守りたい」
諫早高校で森林さんを指導されていた松元利弘氏も、4月からデンソー女子陸上長距離部の監督に就任する予定で、師弟関係を継続しオリンピック代表の座を狙います。
長崎で共に積み重ねた日々は、いつかこの手の中にと誓った輝く未来を掴むため、新天地へと全身を投じる勇気を裏打ちしてくれます。師弟が見据えるのはいつもと変わらぬ世界への道。それは彼らを見つめる者にとっても変わらない希望として映るのでしょう。長崎から日本、果ては世界中の心を震わせる走りを見せてくれるその時まで、挑戦の日々はまだまだ続いていきます。


