「My graduation 2022」#2

奨学生(2022年3月卒業)からのメッセージをご紹介します。
※2023年度 大学・大学院向け「テイクオフ奨学金」の募集要項は2023年1月下旬の公開を予定しています
  • T.Y システムエンジニア
    東北大学 大学院 理学研究科卒

     私は修士論文として、量子論の根源的な部分について対象への操作を中心に数学的なアプローチである、一般化確率論を考察した。理論物理学として最も基礎的な分野に携わることができた上に自然の奇妙さを思い知った。何を軸にするか大いに迷ったものの、根源に向かいたいという好奇心から決断した。そこから1年半、一般化確率論について、日本でも有数の専門家からレクチャーを受け、自ら論文を読み理解を深めていった。
     とはいえ、私は書き上げた修士論文にあまり満足していない。これまでに議論された点をスッキリとまとめた自負はあるものの、最先端の物事に触れていない。その要因として、私は具体的な事象ではなく、より抽象的である体系を知ろうとする傾向があり、題材を深めることではなく、理論を構成する方法について考えることになったのだと思う。論文を読む力が足りず、適度な問題点を見つける力が低かったのだ。
     ただ、私は後悔だけでは終わりたくはない。物理学に関するネット記事も続け、その延長線上に修士論文の書き直しも予定している。総括すると、この大学院2年間の学業経験は私にとって人生の軸を、後悔という形で与えてくれたのだと思う。決して良いものではなかったかもしれないが、私のこの思いは悪いものではないはずだ。

  • 友人との日和山登山の時
  • K.A 放課後等デイサービス/児童指導員
    西九州大学 子ども学部 心理カウンセリング学科卒

    大学では4年になって普段話さない人ともコミュニケーションをとり、最終的にはゼミの雰囲気はとても良くなり、大学最後の年にして最高の年になった。
    卒業後は、児童指導員として働いている。まだまだ覚えることが沢山あり学ぶべきことも沢山あるが、日々努力を惜しまず自発的に学ぶ姿勢をとっていこうと思う。

  • ゼミのまとめ役は大変だと学んだ
  • M.H 就活中
    長崎県立大学 地域創造学部 公共政策学科卒

    ダンス部では多くの同級生が経験者であったこともあり、当初は周りと比較して技術的に差がありましたが、アルバイトがない日やオフシーズンにも練習に励み、部内でも一番の成長を遂げたと評価していただきました。この4年間で、部活のみならずアルバイトや卒業論文へ取り組む経験から何事においても粘り強く取り組むことは、周囲との信頼関係を構築することにつながり、円滑に進めるためには必要不可欠なものであるということを特に学びました。
    今はこの経験を生かし、警察官を目指して頑張っています。

  • ダンス発表会の様子
  • Y.Y 就活中
    長崎純心大学 人文学部 地域包括支援学科卒

    大学では社会福祉を学び、専攻は児童福祉でした。大学生活の集大成である社会福祉士国家試験には残念ながら合格する事はできませんでした。
    卒業後は、資格勉強をしながらのアルバイトと就職活動をしています。来年度の国家試験に向けて、今まで勉強してきた分に加えて、さらに細かな部分も理解して合格できるようにしたいと思っています。

  • 軽音楽部での様子

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