チン電がサントスの街を走る日は

 長崎市が姉妹都市であるブラジル・サントス市に寄贈し、日本国内での輸送費用を当財団が助成した路面電車「長崎号」が発車の時を待っています。

路面電車「長崎号」が到着 サントス市観光電車として運行へ サンパウロ新聞
4年越し、路面電車が到着=長崎市からサントス市へ=伝統芸能「龍踊り」の龍体も ブラジル知るならニッケイ新聞WEB


 この車両は日本車両製造株式会社が昭和25年(1950年)に製造した長崎電気軌道202形206号で、60年以上もの長きに亘って長崎の地を走り続けてきました。サントス市には観光車両として世界中から路面電車が集められており、206号も「生きた博物館」の走る展示車として第二の人生を地球の裏で送るという数奇な運命を辿っています。

 サントスは明治41年に日本からの第一回移民団を乗せた笠戸丸が接岸した地で、寿司をはじめ日本食レストランが多く、206号は長崎号と名を変えSushi Bondeとして日本食にまつわるルートを走行する予定です。
 
松園尚已記念財団賞の贈呈
2016.02.02 お披露目の日にスタッフの方達と

 4月時点の現地ニュースでは年内の運行開始を目標としているそうで、オーバーホールを含め現地の規格に合わせる改修作業が行われ、冷凍庫や格納式テーブルを設置して寿司や刺身の試供品を提供するアイデアもあるとのこと。既に長崎では同形の207号による納涼ビール電車とおでん電車が成功していますので、ロールモデルとするのではないでしょうか。

 車両の状態は良好と報じられており、そう遠くない未来にまた元気な姿を見せてくれるはずです。

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