2024年、自然の息づかいを感じながらスポーツやアクティビティを楽しめる国立諫早青少年自然の家に「TREASUREプレイグラウンド」と「森のクロスカントリーコース」を寄贈しています。
「TREASUREプレイグラウンド」

2024年の春に完成した、長崎県内初のオールウェザー舗装によるバスケットボールコートです。つどいの広場の大部分を占める「TREASUREコート」と名付けられた国際試合対応サイズのコートは、諫早の山や渓流を表現したカラフルなデザインになっています。
外周はフレンドリースペースでもあり、観覧席とレストエリアを兼ねたステップベンチの他、様々な形や色、数字などのマーキングが散りばめられていて創意工夫次第で遊び方は無限大。身体を動かしながら仲間と過ごす時間は確実にコミュニティのつながりを円滑にします。
センターサークルは未来を差し示すコンパスをイメージ
同年3月20日にはオープンを記念したセレモニーイベントが開催され、県内外から集まった高校生以下の54チーム(U12:28チーム、U15:11チーム、U18:16チーム)約350人が3x3トーナメントやフリースローバトルを楽しみました。
諫早の山々と海を臨む解放感抜群の環境
「いさはや森のクロスカントリーコース」
- また、その秋には全長1500メートルのクロスカントリーコースが完成しています。元デンソー女子陸上部監督で、県立諫早高校を全国高校駅伝で女子日本一に2度導かれた松元利弘氏による監修の下、陸上ランナーの心肺機能や体幹の強化、走脚力の向上に最適なコースとなるよう設定されています。
五家原岳中腹の標高約500メートルに在する起伏に富んだ標高差37メートル、平均幅は約2.5メートルで、暑い時期でも涼しい気候と木陰ならではの快適な環境の中、未舗装で柔らかな地面による恩恵も相まって普段より高度なトレーニングを行うことも可能です。
12月8日にはオープニングセレモニーとコースの試走会が催され、テープカットとタラッキーモニュメントの除幕後に、諫早の小中学生ランナー約40人が瓊浦高校陸上部有志と共に緑の中を駆け抜けました。参加者からは「きれい」「走りやすい」「競技力向上につながる」と好意的な意見が寄せられています。
その後は十八親和銀行女子陸上部の山本聖子コーチによる走り方教室も開かれました。
初心者から経験者まで幅広いレンジのランナーが楽しめる
このコースは以前、「いこいの散策路」として親しまれていた自然歩道を整備・延長したもので、現在も心身をリフレッシュするにはもってこいの散歩道としてご利用いただけます。

コース脇には全身のリカバリーに適した鉄棒や給水スポット
大自然の中で体を動かそう
自然の家には「沢登り」「五家原岳登山」「オリエンテーリング」「ディスクゴルフ」「キャンプ」「野外炊さん」などの自然体験が盛りだくさんで、グループアクティビティにとって最高の環境。学校、企業、スポーツクラブ、子ども会、サークル、ご家族などの様々なグループ単位に応じた、仲間づくりやチームのコミュニケーション力を高める研修プログラムを提供しています。
次代を拓く世代に新しい体験と夢を与えたいー 青少年によるスポーツを通じた交流活動や地域スポーツの発展に寄与するべく、2025年も活動を続けてまいります。この地で育まれる絆、鍛えられる心と体が、未来の挑戦者たちを力強く支えていくことを願っています。