2024年度「テイクオフ奨学金」の採用者が決定

 去る6月28日に2024年度「テイクオフ奨学金」の選考審査を行い、応募者70名より新奨学生30名(4年制大学:22、大学院:8名)の採用が決定いたしました。

 2017年度以降の在学生72名(4年制大学:53名、6年制大学:5名、大学院:14名)と、予約採用型である社会的養護児童に向けての2024年度「未来のトビラ奨学金」新入学生4名(4年制大学:4名)と合わせ、2024年5月現在において本財団の奨学金を受ける全学生は106名となります。
大学コース 採用22名
  • 高比良恭介
    明治大学
    政治経済学部 政治学科
    志望理由: ラグビー選手・教師

    現在、私は明治大学ラグビー部で活動しています。フォワード最前列のフッカーにコンバートし、チームとしての目標は日本一、個人の目標としては世代別日本代表になることを掲げ、日々の練習に励んでいます。
     

    プロラグビー「リーグワン」の選手となる夢の実現のために全国各地から選手が集まる強豪東福岡高校へ進学。3年時にレギュラーと同時に主将を務める。全国高校ラグビー大会にて準優勝、国体少年男子優勝、U19高校日本代表など輝かしい戦績を残した。目下の目標は憧れであった明治大学で日本一、U20日本代表選出。文部両道を掲げこれからも愚直に取り組んでいきたい。


  • 高校では強豪校のチームキャプテンとして花園などに出場しました。

  • 大学でも伝統の紫紺のジャージを着て活躍したいです。
  • 中島一吹
    筑波大学
    理工学群 物理学類
    志望理由: 天文学の学習

    私は現在、自然あふれるキャンパスを持つ筑波大学で様々な分野の学問を幅広く学んでいます。将来、宇宙を研究するために数学や物理に特に力を入れて勉強しています。また、天文サークルに所属し、自分と同じように宇宙に興味がある人と天体観測を楽しんでいます。これから大学生活を通して宇宙についてさらに関心を深めていきたいと思います。
     

    小学生の頃に読んだ星座図鑑をきっかけに、自身の想像を遥かに超えた広大な宇宙の星々の神秘さに憧れを抱く。宇宙物理学の講義を聴講したことでより知的探究心を駆り立てられて。ダークマターなど未知の天体や正体不明の物質を研究するため、先進的な研究機関や天体観測所を持つ大学にて天文学を極めていきたい。


  • 図書館でこれからの宇宙を研究するための基礎となる微積分の勉強をしています。
  • 草野寧音
    早稲田大学
    文化構想学部 文化構想学科
    志望理由: 編集者

    私は編集者になるという夢を叶えるために、早稲田大学文化構想学部に進学しました。文化構想学部では、イタリア語やラテン語を学び、地中海文化への理解を深めています。また、応援部に所属し、各種競技の応援を行うことで、早稲田の伝統と団結を感じています。学問と部活の両立を果たし、充実した学校生活を送りたいと思います。
     

    幼い頃から本を読み聞かせてもらうことで自身も大の読書家に。毎週図書館に通い本を読むことで、歴史や自然など興味のある世界が増えていった。好きな文芸に携わるために知見を広げ、現代文化を形成した世界的背景や人の多様性について理解を深めていくことで、編集者という夢に辿り着き、人の心に届くような本を作りたい。


  • 歴史ある時計台の下で
  • 増山俊治
    京都大学
    工学部 理工化学科
    志望理由: 化学の学習

    私は長い歴史を持ちノーベル化学賞受賞者を輩出した京都大学工学部理工化学科に入学しました。最近では勉学に加え、資格取得やサークル活動など自己研鑽の日々を送っています。また新たな友人たちとの大学生活は刺激的で充実しています。
     

    中学では科学甲子園Jr.にて全国大会実技準優勝を、高校進学後も数々のコンペにて最優秀賞などに選出される。化学を通して同世代との交流や幅広い知識を習得するとともに、神戸大学の科学人材プログラム参加がひとつの転機となり実践的な研究手法や取り組む姿勢などを学んだ。「ともによき世を作る」ことを念頭に、自身の応用化学の研究成果を社会問題の解決策として還元したい。


  • 昔ながらの街並みや様々な歴史的建造物が建ち並ぶ古き良き地で日本文化や歴史への見識も広めたいです。
  • 篠和佐
    秋田大学
    国際資源学部 国際資源学科 資源地球科学
    志望理由: 資源学・地球科学の学習

    私は秋田大学で主に地球科学や資源学を学んでいます。
    私は将来、資源の供給に関わる仕事をしたいと思っています。そのために資源と密接な関わりを持つ地球の内部構造や地質についての知識を深めていきたいです。

     

    幼少期に訪れた科学館での発掘体験から鉱物に魅入られ、自身が生まれる遥か前から様々な環境条件の中で変化していく成り立ちを知るうちに、石を育む地球の歴史に興味の幅が広がった。日本のエネルギー供給量について小学5年の授業で学んだことで尚のこと地球の構造に関心を抱く。地球科学から資源の探査・開発・生産を学び、地球環境に配慮した安定的資源の確保や供給に携わりたい。


  • サークルでジャグリングの練習をしている様子です。写真で使用している道具はディアボロです。
  • 青山学院大学 教育人間科学部 教育学科
    教師
  • 大阪大学 理学部 物理学科
    理学大学教授
  • 鹿児島大学 法文学部 法経社会学科
    福祉政策の学習/新聞記者
  • 熊本大学 教育学部 初等中等教育理科
    高校教師
  • 熊本大学 文学部 歴史学科
    郷土史研究/高校教師
  • 慶応義塾大学 法学部 法律学科
    ソーシャルビジネスに関する法律の学習
  • 神戸大学 工学部 建築学科
    建築設計士
  • 順天堂大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科
    陸上競技選手/箱根駅伝出場
  • 中央大学 経済学部 経済情報システム学科
    経済学と情報システムの学習
  • 鎮西学院大学 総合社会学部 社会福祉学科
    社会福祉士の資格取得
  • 筑波大学 体育専門学群 
    バスケットボール選手/体育教師
  • 鳥取大学 工学部 化学バイオ系学科
    化学・生物の学習
  • 長崎大学 教育学部 小学校教育
    小学校教師
  • 広島大学 教育学部第一類 初等教育教員養成
    小学校教師
  • 広島大学 教育学部第一類 初等教育教員養成
    小学校教師
  • 広島大学 工学部第三類
    化学工学の学習
  • 山梨学院大学 スポーツ科学部 
    プロバスケットボール選手
大学院コース 採用8名
  • 本田和也
    九州大学大学院(博)
    医学系学府 保健学
    志望理由: 医療政策システム構築研究

    私は、長崎県の医療現場で診療看護師(Nurse practitioner:NP)として勤務しながら、リスキリングと健康問題の解決に向けた研究のために九州大学大学院に進学しました。現在は、脳疾患と高血圧に関連する疾病の発生予防策を検討するため、大規模ヘルスデータを活用した疫学研究をしています。生まれ育った長崎県の住民の健康に貢献できるよう、一歩一歩、誠実に、学びを深めていきたいと思います。
     

    看護師として18年従事しながら大学院で学び、看護学、医療経営管理学の修士号を取得。今回3度目となる院進学では博士課程において、へき地の医療・保健・介護提供システムの構築(日本の健康寿命の延長と健康格差)を主たる課題とし研究を続けている。医師会看護専門学校講師、NP学会副理事長、離島医療連携ヘリ事業など数々の要職を務める。離島で看護師をしていた母の姿を原点に、プロの医療者として誠実に探求する初心を失うことなく、管理・教育・研究者の視点を持って医療偏在の解決を掲げ、将来的には医療や保健システム改革や政策に実際に携わることを目指している。また、この先の日本に必要不可欠である「診療看護師(NP)」という職制度を確立し、九州やアジアをも包括できる人材育成を推進していきたい。


  • 医療現場で感じた課題をそのままにせず、研究を通じて解決を図ることを意識しています。すべては住民の健康のために(臨床現場の一場面)

  • 笑顔を絶やさないように、前向きに学びを進めています。
  • 田崎小春
    鹿児島大学大学院(博)
    連合農学研究科 農水圏資源環境科学
    志望理由: 農学研究/大学教員

    私は土壌物理学を専門とし、土中の炭素・窒素成分動態のモデル化に取り組んでいます。将来は、土壌物理学を軸に他分野との架け橋となる研究者として、土を取り巻く様々な課題解決や新たな知見の創出に取り組みたいです。
     

    カンボジアで教育支援を行うインターンシップに参加した際に、現地の稲作農家には栽培技術を学ぶ機会が無く、伝統的農法では生産性を欠いている現状を知った。土壌物理学を通じて植物学や微生物分野などと連携した研究を行い、土壌生態系の物質動態の知見を広め、土環境の保全という観点から持続可能な農業の実現など食糧生産における問題解決に貢献し、専門的知識を世界中に還元できる研究者となりたい。


  • 2018年に訪問したカンボジアの農村部の風景。現地の稲作農家と対談した経験が研究者を志すきっかけとなりました。
  • 九州工業大学大学院 工学府 宇宙システム工学
    ロケットエンジン設計開発
  • 九州大学大学院(博) 法学府 法政理論
    情報に関する法律研究
  • 東京大学大学院(博) 理学系研究科 生物科学
    構造生物学研究
  • 長崎県立大学大学院 地域創生研究科 人間健康科学
    機能性食品研究
  • 広島大学大学院(博)  人間社会科学研究科 教育科学
    教育研究
  • 福岡教育大学教職大学院 教育学研究科 教職実践
    小学校教師/教育実践研究
(順不同)
 
以上


「2024年度 テイクオフ奨学金(大学)」募集要項はこちら
「2024年度 テイクオフ奨学金(大学院)」募集要項はこちら
*2024年度の募集は終了、2025年度生の募集要項は来年1月の公開を予定

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