- 当日の会場の様子
長崎市内にてひとり親家庭に対して相談・援助を行っている一般社団法人ひとり親家庭福祉会ながさきが公募・選定したおよそ130世帯に対し、長崎・諫早を中心に回転寿司店「若竹丸」を展開する株式会社大山と協力の下、食事券100万円分をお渡ししました。
弊財団では2020年よりこの貧困による教育格差是正の活動への助成を継続しており、長引くコロナ禍でより厳しい生活を余儀なくされているひとり親家庭の方々に、生活意欲向上の一助となるような機会を設けてもらおうと、2022年における追加支援として行った事業となります。
また、経済的な事情から自由に飲食する機会が少ない子ども達に家族で外食をする体験や好きなものを選択する楽しみ、食による豊かなひと時を提供したいという思いに、回転寿司店「若竹丸」(株式会社大山)がご賛同くださった経緯から実現へと至りました。
去る2022年12月18日、同福祉会が運営するフードバンク活動事業「つなぐBANK」が各世帯に食料品をはじめとする賛同団体からの提供物資を手渡しする支援日に、あわせて食事券とながさきワークビレッジのヘルシーバウムクーヘン、フリクションボールペンや蛍光ペンなどの学校で使える文具をクリスマスプレゼントとしてお渡ししています。
各賛同団体からの提供物資
プレゼントした食事券
- 「子供達がお寿司の券を持って飛び跳ねてました!本当にありがとうございました」
- 「お寿司の券は本当に嬉しかったです!食べ盛りの子供が3人もいるので、いつも回転寿司では携帯で金額を足しながら財布のお金を考えながら食べてます。年末に子ども達とお腹いっぱい食べます。ありがとうございました!」
- 「若竹丸のお寿司券、封筒を開けたら金額が大きくてびっくりしました。いつもデザートや麺を食べたいと言うのですが、高くなるから我慢をさせていました。本当に大切に使います。ありがとうございました!」
- 一般社団法人ひとり親家庭福祉会ながさきは長崎市で「つなぐBANK」「長崎県ひとり親自立支援センター YELLながさき」「子ども食堂ながさき」「子育て支援センター ぴっぴ」を運営。子ども食堂、フードやグッズバンク開催のみならず、生活困窮世帯の子どもたちへの学習支援を目的とした無料塾(2023年2月現在は長崎県内に7カ所)なども手がけています。
お腹をすかせている子どもにはその都度パンなど軽食の供与や家庭への持ち帰りなども行うことで通塾の継続につなげ、成績向上のみならず大学進学を果たす子どもが出てくるなど、確かな実績を積み重ねています。 一人一人の学習進度にあわせて大学生が指導
『物だけでなく体験を』
子ども達の笑顔と成長を促してあげるような黄金の体験を提供すること。
彼らを育む輪が社会全体に広がることを願い2023年も活動を続けてまいります。
彼らを育む輪が社会全体に広がることを願い2023年も活動を続けてまいります。