2022年度「テイクオフ奨学金」の採用者が決定

 去る5月24日に2022年度「テイクオフ奨学金」の選考審査を行い、応募者87名(内2021年度特別単年採用者7名)より新奨学生28名(4年制大学:17、大学院:11名)の採用が決定いたしました。

 2017年度以降の在学生59名(専門学校:1名、4年制大学:42名、6年制大学:7名、大学院:9名)と、予約採用型である社会的養護児童に向けての2022年度「未来のトビラ奨学金」新入学生3名(専門学校:2名、4年制大学:1名)と合わせ、2022年5月現在において本財団の奨学金を受ける全学生は90名となります。
大学コース 採用17名
  • 樋口波瑚
    明治大学
    商学部 商学科
    志望理由: ヨット競技者

    私は明治大学に進学し、神奈川県葉山ヨットマリーナで活動しており、様々な苦労を乗り越えながら全日本選手権優勝を目標にチームメイトと切磋琢磨し合いながら練習に取り組んでいます。将来オリンピックに出場するために、精神面、技術面共に大学4年間で成長し、自分にとって幸せな日々を送ります。
     

    長崎工業高校入学と共に始めたヨット競技に打ち込み、高3時にはキャプテンを務めながら420級と団体でインターハイ優勝を飾る。「大好きなヨット競技を続け、夢に向かって毎日奮闘することが自身の幸せ」として、オリンピック日本代表という波濤の先の夢を追いかけている。


  • 関東女子春季選手権大会。前から風をうけて走る船が傾くのを防ぐのが今回私の役目だった。
  • 田端施那
    昭和音楽大学
    音楽学部 音楽芸術表現学科
    志望理由: 作曲家

    私は将来、自分の音楽を追求する作曲家になりたいです。
    そのために大学では、クラシックピアノと作曲を学ぶと共にたくさんの経験をし、その時に現れる感情を大切にすることで、私しか経験することのできない感情の差異を音にし、自分の音楽を表現していきたいと思います。

     

    3歳からピアノを始めコンクールへ出場するなど精力的に活動してきた。大学では技術を磨くだけでなくジャズやポピュラーなどジャンルを問わず学び、自身の音楽を追求し多様性の時代に発信していきたいと考えている。


  • MIDIを用いて作曲をしている様子です。大学ではクラシックやポピュラー音楽など様々なジャンルの音楽を作曲していこうと思います。
  • 中原葉
    東京外国語大学
    言語文化学部 言語文化学科 アラビア語専攻
    志望理由: 語学習得

    将来言語学の研究をすることを目指し、現在はアラビア語を専攻語として学んでいます。なじみのない言語に触れ、新しい発見が多いです。また、ジャズ研でサックスを吹いています。アドリブに苦戦しながらも大いに楽しんでいます。
     

    第23代高校生平和大使として視野を大きく広げ、コロナ禍にあっても海外の高校生とオンラインで交流し国際感覚を磨く。大学では得意とする英語ではなくアラビア語を専攻し、いずれは人々が文化や宗教の垣根を越えて共生する社会作りに貢献したいと考えている。


  • 先日行われたデビューコンサートにて。自分と同様にデビューを飾った同期や、先輩方の演奏に大いに刺激を受けました。
  • 鹿児島大学 医学部 医学科
    遺伝子研究医
  • 九州大学 工学部 Ⅲ群
    機械系エンジニア
  • 熊本大学 教育学部 学校教育教員養成課程
    小学校教師
  • 国学院大学 法学部 法律学科
    駅伝選手
  • 佐賀大学 理工学部 理工学科
    ロボットエンジニア
  • 東海大学 体育学部 競技スポーツ学科
    ラグビー選手
  • 東京造形大学 造形学部 デザイン学科
    映像クリエイター
  • 長崎国際大学 人間社会学部 国際観光学科
    体育教師
  • 長崎総合科学大学 総合情報学部 総合情報学科
    情報教員
  • 長崎大学 情報データ科学部 情報データ科学科
    情報技術者
  • 日本体育大学 体育学部 体育学科
    ウエイトリフティング選手
  • 名桜大学 国際学群 観光産業専攻
    国際観光業の修学
  • 早稲田大学 スポーツ科学部 スポーツ科学科
    スポーツトレーナー
  • 早稲田大学 教育学部 教育学科
    バスケットボール指導者
大学院コース 採用11名
  • 永川靖丈
    東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻
    志望理由: タンパク質の構造解析研究

    東大スパイス部での活動を通し、五感の認識について興味を持つようになりました。現在は東京大学大学院で構造生物学の研究を進めており、将来は研究者として、様々な生物に普遍的に存在する生命現象を原子レベルで解明したいと考えています。
     

    大学1年時に「東大スパイス部」を設立し第1期部長を務めた知識と経験からヒトの味覚や嗅覚に興味を持ち、その構造やシステムを研究するに至る。博士号取得後は五感に関わるタンパク質の研究に携わるべく努力の日々を重ねる。


  • 研究室のデスクの様子です。ここで解析などの作業を行っています。
  • 川口佑磨
    The City College of New York,CUNY
    Electrical Engineering
    志望理由: 光の専門的な研究者

    私は現在、ニューヨーク市立大学の博士課程学生として、光の操るフォトニクスという分野の研究をしています。将来は、国境を超えて日本と世界を繋げる国際的な研究者として、この分野で活躍したいと思っています。
     

    佐世保高専の電気電子工学科から豊橋技術科学大の電気電子情報工学課程に編入、現在はニューヨーク市立大学 電気工学科の博士課程でフォトニクス・メタマテリアルと呼ばれる研究をしている。夢の実現のためにドイツへの研究留学や論文執筆など精力的な活動を続け、卒業研究発表会最優秀発表賞を受賞。また、長崎の小さな島で生まれ育った自らがロールモデルとなることで、若い世代の夢や可能性を広げていきたいと語る。


  • サンノゼの国際学会にて、二次元材料とリング型共振器に関する研究のポスター発表をしている様子。
  • 櫻間郁佳
    The University of Edinburgh
    Acoustics and Music Technology
    志望理由: 音響工学分野修学

    9月からの大学院では学部に引き続き、音楽を科学の面から追及していきます。主に非線形オシレータの研究に取り組む予定です。将来はイマーシブ技術に関連する音響機器の開発に携わる仕事をしたいと考えています。
     

    幼い頃よりクラシックピアノやジャズピアノを習い、高校放送部での活動により音響工学に興味を持ちクィーンズ大学ベルファストで学ぶべく渡英。学年トップの学生に授与されるスカラシップを2つ獲得、その後も上位の成績を維持し、卒業時には英国における最高優等学位が授与された。今秋からDr. Stefan Bilbaoに師事すべくエジンバラ大学大学院に入学し、国境を越えた研鑽の日々を続けることになる。


  • 北アイルランドのベルファストにある大学のメインキャンパスにて。
  • 岡山大学大学院 ヘルスシステム統合科学研究科 ヘルスシステム統合科学専攻
    生体材料分野の研究
  • 京都大学大学院 工学研究科 マイクロエンジニアリング専攻
    エンジニア
  • 佐賀大学大学院 農学研究科 生物資源科学専攻
    色素研究
  • 東京大学大学院 教育学研究科 基礎教育学コース
    トラウマ・虐待の研究
  • 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻
    ロボット研究
  • 東京理科大学大学院 理学研究科 応用物理学専攻
    原子力研究
  • 長崎県立大学大学院 地域創生研究科 地域社会マネジメント専攻
    税理士
  • 北海道大学大学院 法学研究科 法律実務専攻
    弁護士・企業法務修学
(順不同)
 
以上


「2021年度 テイクオフ奨学金(大学)」募集要項はこちら
「2021年度 テイクオフ奨学金(大学院)」募集要項はこちら
*2021年度の募集は終了、2022年度生の募集要項は今冬の公開を予定

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