川原琉人君をジュニアアスリート強化事業の支援選手に

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 この春に松浦高校へ入学した川原琉人(かわはら・りゅうと)君を当財団4人目のジュニアアスリート強化事業の支援選手として迎えることを決定し、育成にかかる費用の一部を同校陸上部に助成いたしました。

 川原君は長崎県五島列島の福江島出身。通っていた三井楽中学校には陸上部が存在しなかったため、競技経験をもつ祖父である高弘さんの指導の下でトレーニングを続け、なんと昨年のタイムトライアルIN長崎で中学生3000m全国1位のタイムをマークするまでに成長します。
 中学3年時の2020年には新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全国男子駅伝出場(6区11位)を最後に主だった全国大会の開催が中止となってしまい入賞実績は残せていませんが、時計上ではめきめきと頭角を現し、今年3月の長崎県記録会では中学生全国1位(歴代3位)となる8分20秒42を記録しました。
 高校進学後の現在は、陸上部の寮で仲間たちと寝食を共にしながら一層競技に打ち込み、長崎県内のレースや記録会で好記録を続けており、全国デビューが大いに期待されています。

 そんな川原君に現在の心境などを伺いました。
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── 今年の目標を教えてください
5000mで13分台を狙いインターハイ入賞を目指します。
同時に人間性と競技力を成長させたいです。
── 将来の目標は?
箱根駅伝やニューイヤー駅伝に出場し、区間賞を取って優勝することです。
── 五島から松浦に単身で移り、これまでと異なる環境での生活になりましたが
最初、慣れない寮生活に戸惑いもありましたが、先輩方1人1人が優しく対応してくださったので、今は楽しく生活しています。
また、中学校の頃よりも体調管理をしっかりと行えるようになりました。
── 目標とする選手はいますか?
網本佳悟選手(松浦高)、大迫傑選手(ナイキ)、鈴木健吾選手(富士通)、服部勇馬選手(トヨタ自動車)、設楽悠太選手(Honda)です。
── 陸上競技以外の好きなものは?
本を読むことと音楽を聴くことです。
── アピールポイントはなんですか
何事も前向きに考え挑戦できることです。
そして、自分から積極的に行動しやるべきことを果たすことができます。
川原琉人 主な成績
2019  
7月 第65回 全日本中学陸上競技大会 長崎県大会
3000m 優勝 8分56秒32
2020  
1月 第25回 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会
6区 11位 8分49秒
12月 令和2年度 タイムトライアルIN長崎
3000m 優勝 8分31秒39
全国中学ランキング1位
2021  
3月 第3回 長崎県記録会
中学3000m 1位 8分20秒42
全国中学ランキング1位 日本中学歴代3位
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