「TREASURE’19 オール九州ジュニアバスケットキャンプ 長崎」2日目は、前日の渡邊雄太選手来場の興奮さめやらぬ中、大神雄子メインコーチを中心に、様々な経歴の若いコーチ陣による懇切丁寧な指導が引き続き行われ、初めは固かった子どもたちのモーションもどんどんスムーズになり、一瞬一瞬を逃すまいとするその瞳は輝きを増していきました。
バスケットを通じ九州から世界へ挑む人材を輩出することを目指し、全九州の子どもたちを一同に集めるとういう初の試み、同じ九州といえども遠路である沖縄県勢は前日入り、他県勢も夜も明けぬうちから大村に集い、間髪いれずにハードな練習をこなしました。
疲れているにもかかわらず、わずかな休憩時間さえ自主練習を行うひたむきな参加選手たち、コーチ陣もその熱意と積極的な姿勢に触発され、妥協も手加減もないアプローチで応えるという、互いに引き合い高め合う、真に思いが通じ合った濃密なキャンプとなりました。
本キャンプの様子は、後日当財団ウェブサイトにて「開催レポート」として詳細を続報します!
■コーチ:中山佑介
この世代でもバスケットの技術はすごく高く、コート上では複雑な動きもできています。しかし、単純な動作をさせてみるとできないことがあります。それを気付かせることができた2日間でした。できないからダメではなく、基本的な部分での伸びしろがあることを分かって欲しいです。
NBAでも、シンプルな動きに落とし込むと正しい動作ができない選手はいます。運動能力が高いために、ごまかしていることが多いです。ケガが起こるまで、本人が気付かないケースが多いため、僕らのような専門家がアプローチしていかなければなりません。NBAでも、この世代でも同じコンセプトで教えています。
■コーチ:永田睦子
キャンプのテーマが「チャレンジ」。チャレンジして失敗しても、もう一回チャレンジするとともにプレーをポジティブに考えて欲しいです。失敗しても何か得られるものがありますので、そこは少し強調しながら指導していました。
このようなキャンプに集まってはじめて会う人たちの前で声を出し、先頭に立ってプレーするのは勇気がいることです。それを率先してやってくれる選手が何人もおり、それがうれしかったです。可能性を感じました。
コーチ陣同士でもいろんな意見を言い合い、いろんな工夫をしながら練習メニューを考えていました。選手たちもはじめてやることに対してもポジティブに取り組んでくれたことで、すごく良い時間を共有することができました。
■コーチ:末広朋也
今まで講師の一人としていろいろ参加したことはありますが、予想以上に今後のモデルになるだろうと思えるキャンプでした。コーチ陣の質もそうですが、それにプラスして情報を共有しながら連携し、何よりも子どもたちを第一に考えて意見を出し合いながらメニューを組み立てていました。コーチ自身のレベルアップにつながった部分もあり、最高の2日間でした。
この年代から良い習慣を身につけることで、自ら成長するきっかけ作りを早めに準備できます。今回このキャンプでは中山さんや山口さんが体の使い方を、女子はワンハンドシュートなど新しい練習方法を得られたとともに、世界で取り組んでいることを目の当たりにできました。さらに、渡邊雄太選手がキャンプの最初に登場し、本当に多くのものを注入してくれました。未来につながる要素がいっぱい入っているキャンプでした。
■参加選手コメント
男子MVP:上野幸太(熊本県)
九州はレベルが高く、そのメンバーの中でチャレンジできることは滅多にないことです。今回のキャンプでチャレンジしようと思っていました。自分から率先して声を出したり、全力でプレーすることは、所属チームに戻っても仲間たちにも広めていきたいです。
女子MVP:木下 絢音(長崎県)
3Pシュートをワンハンドで打つことにチャレンジしていました。以前からどうやって打てば届くのか、どうすれば入るのかなと迷っていました。このキャンプでワンハンドシュートを習うことができ、それがきっかけとなって最後のゲームでは決めることができました。
■キャンプ概要
名 称:TREASURE’19 ALL KYUSHU JUNIOR BASKET CAMP NAGASAKI(トレジャー’19 オール九州ジュニアバスケットキャンプ 長崎)
開催日:5月1日(水)・2日(木) 9:00〜17:00
会 場:シーハットおおむら(〒856-0836 長崎県大村市幸町25-33)
参加者:九州各県から選出された中学生66名(男子33名/女子33名)
スペシャルゲスト:渡邊雄太選手
コーチ陣(敬称略・順不同)
大神雄子(トヨタ自動車アンテロープス ディベロップメントコーチ、3x3女子日本代表サポートコーチ、JBAアンバサダー、元女子日本代表:2004年アテネ五輪出場)
永田睦子(長崎県出身/紀陽銀行ハートビーツ ヘッドコーチ、元女子日本代表:1996年アトランタ五輪と2004年アテネ五輪に出場)
中川聴乃(長崎県出身/解説者、リポーター、元女子日本代表)
中山佑介(TMG Athletics代表/元クリーブランド・キャバリアーズ アシスタントAT兼パフォーマンススペシャリスト/サイエンティスト、2015-16NBAチャンピオン)
志村雄彦(仙台89ERS GM、仙台高校〜慶應義塾大学〜東芝ブレイブサンダース〜仙台89ERS〜琉球ゴールデンキングス〜仙台89ERS)
ルンゲ春香(福岡出身/ソシオ成岩スポーツクラブコーチ、元羽田ヴィッキーズ、2004〜2008年はアメリカで、その後は2011年までドイツでプレーした経験の持ち主)
末広朋也(沖縄出身/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U15チーム ヘッドコーチ、元U16〜U18男子日本代表スタッフ)
山口大輔(国立東京医科歯科大学スポーツサイエンスセンター特任助教、元NBA サンアントニオ・スパース アシスタント・アスレティックトレーナー、2013-14NBAチャンピオン)
バスケットを通じ九州から世界へ挑む人材を輩出することを目指し、全九州の子どもたちを一同に集めるとういう初の試み、同じ九州といえども遠路である沖縄県勢は前日入り、他県勢も夜も明けぬうちから大村に集い、間髪いれずにハードな練習をこなしました。
疲れているにもかかわらず、わずかな休憩時間さえ自主練習を行うひたむきな参加選手たち、コーチ陣もその熱意と積極的な姿勢に触発され、妥協も手加減もないアプローチで応えるという、互いに引き合い高め合う、真に思いが通じ合った濃密なキャンプとなりました。
本キャンプの様子は、後日当財団ウェブサイトにて「開催レポート」として詳細を続報します!
■メインコーチ:大神雄子
コーチ陣一人ひとりが目的と役割があり、共通意識を持って選手たちに向かおうという気持ちが準備段階からありました。何ごとも準備が大事であることを感じさせられたキャンプになりました。また、その中で1日1日というようよりも、1個1個、一瞬一瞬で成長するのがこの世代です。そこを見逃さないように意識していましたし、実際に選手たちは成長してくれました。今後も自分たちが学び続けなければならないし、今回参加された九州の先生たちも一緒に学んでいってもらいたいです。子どもたちの可能性を広げていくことが、より大切だと認識しました。
コーチ陣一人ひとりが目的と役割があり、共通意識を持って選手たちに向かおうという気持ちが準備段階からありました。何ごとも準備が大事であることを感じさせられたキャンプになりました。また、その中で1日1日というようよりも、1個1個、一瞬一瞬で成長するのがこの世代です。そこを見逃さないように意識していましたし、実際に選手たちは成長してくれました。今後も自分たちが学び続けなければならないし、今回参加された九州の先生たちも一緒に学んでいってもらいたいです。子どもたちの可能性を広げていくことが、より大切だと認識しました。
■コーチ:中山佑介
この世代でもバスケットの技術はすごく高く、コート上では複雑な動きもできています。しかし、単純な動作をさせてみるとできないことがあります。それを気付かせることができた2日間でした。できないからダメではなく、基本的な部分での伸びしろがあることを分かって欲しいです。
NBAでも、シンプルな動きに落とし込むと正しい動作ができない選手はいます。運動能力が高いために、ごまかしていることが多いです。ケガが起こるまで、本人が気付かないケースが多いため、僕らのような専門家がアプローチしていかなければなりません。NBAでも、この世代でも同じコンセプトで教えています。
■コーチ:永田睦子
キャンプのテーマが「チャレンジ」。チャレンジして失敗しても、もう一回チャレンジするとともにプレーをポジティブに考えて欲しいです。失敗しても何か得られるものがありますので、そこは少し強調しながら指導していました。
このようなキャンプに集まってはじめて会う人たちの前で声を出し、先頭に立ってプレーするのは勇気がいることです。それを率先してやってくれる選手が何人もおり、それがうれしかったです。可能性を感じました。
コーチ陣同士でもいろんな意見を言い合い、いろんな工夫をしながら練習メニューを考えていました。選手たちもはじめてやることに対してもポジティブに取り組んでくれたことで、すごく良い時間を共有することができました。
■コーチ:末広朋也
今まで講師の一人としていろいろ参加したことはありますが、予想以上に今後のモデルになるだろうと思えるキャンプでした。コーチ陣の質もそうですが、それにプラスして情報を共有しながら連携し、何よりも子どもたちを第一に考えて意見を出し合いながらメニューを組み立てていました。コーチ自身のレベルアップにつながった部分もあり、最高の2日間でした。
この年代から良い習慣を身につけることで、自ら成長するきっかけ作りを早めに準備できます。今回このキャンプでは中山さんや山口さんが体の使い方を、女子はワンハンドシュートなど新しい練習方法を得られたとともに、世界で取り組んでいることを目の当たりにできました。さらに、渡邊雄太選手がキャンプの最初に登場し、本当に多くのものを注入してくれました。未来につながる要素がいっぱい入っているキャンプでした。
■参加選手コメント
男子MVP:上野幸太(熊本県)
九州はレベルが高く、そのメンバーの中でチャレンジできることは滅多にないことです。今回のキャンプでチャレンジしようと思っていました。自分から率先して声を出したり、全力でプレーすることは、所属チームに戻っても仲間たちにも広めていきたいです。
女子MVP:木下 絢音(長崎県)
3Pシュートをワンハンドで打つことにチャレンジしていました。以前からどうやって打てば届くのか、どうすれば入るのかなと迷っていました。このキャンプでワンハンドシュートを習うことができ、それがきっかけとなって最後のゲームでは決めることができました。
■キャンプ概要
名 称:TREASURE’19 ALL KYUSHU JUNIOR BASKET CAMP NAGASAKI(トレジャー’19 オール九州ジュニアバスケットキャンプ 長崎)
開催日:5月1日(水)・2日(木) 9:00〜17:00
会 場:シーハットおおむら(〒856-0836 長崎県大村市幸町25-33)
参加者:九州各県から選出された中学生66名(男子33名/女子33名)
スペシャルゲスト:渡邊雄太選手
コーチ陣(敬称略・順不同)
大神雄子(トヨタ自動車アンテロープス ディベロップメントコーチ、3x3女子日本代表サポートコーチ、JBAアンバサダー、元女子日本代表:2004年アテネ五輪出場)
永田睦子(長崎県出身/紀陽銀行ハートビーツ ヘッドコーチ、元女子日本代表:1996年アトランタ五輪と2004年アテネ五輪に出場)
中川聴乃(長崎県出身/解説者、リポーター、元女子日本代表)
中山佑介(TMG Athletics代表/元クリーブランド・キャバリアーズ アシスタントAT兼パフォーマンススペシャリスト/サイエンティスト、2015-16NBAチャンピオン)
志村雄彦(仙台89ERS GM、仙台高校〜慶應義塾大学〜東芝ブレイブサンダース〜仙台89ERS〜琉球ゴールデンキングス〜仙台89ERS)
ルンゲ春香(福岡出身/ソシオ成岩スポーツクラブコーチ、元羽田ヴィッキーズ、2004〜2008年はアメリカで、その後は2011年までドイツでプレーした経験の持ち主)
末広朋也(沖縄出身/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U15チーム ヘッドコーチ、元U16〜U18男子日本代表スタッフ)
山口大輔(国立東京医科歯科大学スポーツサイエンスセンター特任助教、元NBA サンアントニオ・スパース アシスタント・アスレティックトレーナー、2013-14NBAチャンピオン)