「My reports 2018」小山大嘉

東京大学 工学部 機械情報工学科 2年

東大で学び、その先へ

 私が東大を意識し始めたのは高校2年の春に先生に勧められたときです。

 当時は工学系のことがしたいという漠然なこと以外は何も自分のやりたい事が決まっておらず、あまり知識も無いまま学部学科を決めてしまうと後々後悔するかもしれないと少し悩んでいました。そのような時期に、専門科目は入学後に色々学んでから決められる東京大学独自の制度を紹介されたことで、東大という選択肢も視野に加えて考え始めるようになりました。しかし、当時は意識をしていただけで、受験勉強を始めたわけではありませんでした。本格的に目指そうと思ったのは高校2年の秋です。そこからは毎日5時に起きて朝早くから学校で勉強し、夜も学校が閉まる8時まで残って勉強するという生活が始まりました。登下校などの移動時間や入浴中などの時間も無駄にせず暗記などをしていました。ここでの努力によって学力が向上しただけではなく、何事にもコツコツ努力する事ができる力を身につける事ができました。
 大学に入ってからも勉強は欠かさずやりました。先ほども書いた通り東大には大学2年の夏に自分の行きたい学部学科を選べるという「進学選択」という制度があります。ですがもちろん全員が希望通りにいくわけではなく、人気がある学科はこの時期までの成績が良い人から順に入れるという仕組みになっていますので、維持だけでなくより良い成績を目指すためにも平日の放課後や休日は図書館に行き、寸暇を惜しんで勉強をしていました。

 また、ただ勉強しているだけでも将来専攻したい科目は見つからないので、様々な分野に触れる努力もしました。工学部や理学部のガイダンスに行ったりするのはもちろん、将来の専攻に直結するものではなくとも心理学や教育学の授業を取ったり、最近のノーベル物理学賞を説明する授業を取ったり、学部4年生向けの研究室見学に行ったりと様々なことをしました。色々な分野に触れて行くことによって様々な物事に対する価値観が変わっていきとても良い経験をする事ができました。
 東大に入ってからは勉強からだけでなく日々の暮らしから刺激を受けることばかりです。同じ学生会館に住む仲間や野球サークルの仲間もそれぞれ違った価値観を持っていて、毎日が成長の連続です。
「知能ロボット入門」で作った「段登りロボ」
 そして今年の夏、工学部の機械情報工学科への進学が内定しました。もともと入学前から興味を持っていた分野だったのですが、1年の時に取った知能ロボット入門という授業が面白くさらに興味を持ち、学科ガイダンスや研究室見学を通してこの分野を学びたいという気持ちが強くなったため志望しました。最近はAIやIOTなどの普及で注目されてきた分野で、今年は工学部の中で一番人気がある学科です。秋から専門の授業が始まるので、将来世界を引っ張って行く人材になるために今までよりももっと多くのことを学んで成長していきます。
 小山さんは佐世保北高校を卒業後に東京大学 理科1類に入学し、優秀な成績にて工学部 機械情報工学科へと進学しています。人工知能やロボット研究者となって世界と競い活躍し、科学技術発展の一端を担うという大きな夢に向かって歩き出しました。
 小さい頃から大の野球ファンで、観戦するだけでなく部活動や試合、練習を通して大切なことを学ばれたそう。繰り広げられる劇的なドラマの数々は、野球に打ち込む時と同様の互いに支え合う心や諦めない地道な努力によって、日常の場面でも起こし得るのだと、大学合格を遂げる力にもなりました。
 向学心とバイタリティを併せ持ち、全ては今の自分にしかできないこと、その取捨選択と積み重ねの成果を受け取るのは未来の自身であると、着実に視野を広げることを常に、実りある大学生活を営まれています。

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