この世の中に貧困児童は多く存在しますが、そのことを発信する場はなかなかないものであり、恥ずかしさで踏み出すことができない子が大半です。その中で、このような場を設けていただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。たとえ私の紡いだ小さな言葉たちでも、同じような境遇にいる子ども達のお役に立てればいいなぁと
思っています。
私事ですがツイッターなどでも、そのような子どもたちのことを知らせようと発信したり、同じような活動をなさっている方々や、そのような子ども達を持つ親御さん方とお話をしたりします。なかなか表立っては言えないものですし、傷の舐め合いと言われたらそうかもしれませんが、話をしたり、互いに聞くだけでも気持ちが安らぐ時があります。
まだまだこの世の中は貧しいというだけで、差別するような動きが残存しておりますし、活発化しているようにも感じております。その中で貧困児童達は周りにバレないように、貧困が原因でいじめられないように必死で隠そうとしています。しかし現実とは残酷なもので進学をするたびに、経済面での圧倒的な差を嫌という程感じさせられますので、将来に関して多くを諦めてしまう子が少なからずおります。
私も何度もくじけそうになったり、悔しさに涙が止まらないことがありました。しかし諦めずに勉強を続けたり、周りの暖かい支援を頂いてなんとか前に進むことができました。
私はこの世の中に生まれてきた子ども達には必ず使命があって、生を受けたのだと思っています。そのため、貧困であることは1つの試練にしかすぎず、たとえ貧困であっても諦めなければ必ず報われる瞬間があると思うのです。幸せは人それぞれですが、まずは子ども達が平等に何不自由なく勉強ができるような社会を私は望んでおります。